ソフトバンクの利用料金請求額が支払えず滞納してしまうと、すぐにでもソフトバンクの回線が利用停止になるのではないかと心配になりますよね。
「利用停止したら、回線を復活させることはできるの?」
「利用料金が支払えないと、強制解約になる?」
あなたはきっと、こんな風に心配していることでしょう。
その心配を解消すべく、ソフトバンクの利用料金を滞納した場合、いつから利用停止になるのか、利用停止したソフトバンクの回線をどのようにして復活させるのかを解説します。
滞納した利用料金を支払わずにいると強制解約になりかねませんので、滞納してから強制解約になるまでの流れ/タイミングもご紹介しましょう。
この先ソフトバンクの利用料金を滞納することのないよう、滞納・強制解約になるリスクについても解説するので、ソフトバンクを長く使っていくためにもぜひ参考にしてくださいね。
まずはソフトバンクの引き落とし日を知ろう!

ソフトバンクの利用料金を毎月きちんと支払っていくには、まず締め日と引き落とし日を知っておかなくてはいけませんよね。
ソフトバンクには締め日が3つあり、下記のようになっているので、最初にあなたがどの締め日になっているかを確認します。
- 毎月10日
- 毎月20日
- 毎月末日
締め日の確認は、下記の手順で行えます。
- 『My SoftBank』にログイン
- 『契約・オプション管理』を選択
- 『お客様情報』を選択
- 『ご請求締め日』で締め日を確認する
締め日の確認ができたら、次に引き落とし日を確認します。引き落とし日は、下記の支払い方法により違いがあります。
- 口座振替
- クレジットカード払い
- デビットカード払い
引き落とし日は『My SoftBank』にも記載してあるので、締め日を確認したときに引き落とし日もわかりますが、ここではおさらいとして、支払い方法ごとに引き落とし日を解説しますね。
Softbankの口座振替の引き落とし日

ソフトバンクの利用料金を口座振替で行っている方の引き落とし日は、下記の表のようになっています。
締め日 | 口座振替の引き落とし日 |
---|---|
毎月10日 | 翌月6日 |
毎月20日 | 翌月16日 |
毎月末日 | 翌月26日 |
当月締められた利用料金は、翌月の引き落とし日に支払いが実行されるので、支払いが確実に行われるように口座残高を確認しておきましょう。
口座残高が不足している場合は、引き落とし日の前日までに入金します。
引き落とし日当日に入金しても、引き落としの時間に間に合わない可能性があるので、必ず前日までに済ませましょう。
なお、引き落とし日が金融機関の休業日であれば、翌営業日が引き落とし日になります。
クレジットカード払いの引き落とし日
クレジットカードの引き落とし日は、カード会社や契約により違うので、引き落とし日はカード会社に確認してくださいね。
デビットカード払いの引き落とし日
デビットカードでソフトバンクの利用料金を支払っている方は、その月の請求額のお知らせが来る前に引き落としが実行されることがあります。
デビットカードの引き落とし日は、おおよそ下記の日です。
締め日 | デビットカード払いの引き落とし日 |
---|---|
毎月10日 | 毎月18日から21日頃 |
毎月20日 | 毎月28日から31日頃 |
毎月末日 | 毎月8日から11日頃 |
なお、引き落とし日が金融機関の休業日であれば、翌営業日が引き落とし日になります。
ソフトバンクの利用料金を確実に支払うためには、引き落とし日よりも前に請求額を確認しなければいけません。
では、いつ請求が確定するのかを次の項目でまとめましょう。
ソフトバンクの利用料金確定は毎月締め日から10日後

ソフトバンクの利用料金が確定するのは、それぞれの締め日から約10日後になります。
締め日 | 請求確定日 | 請求確定配信スケジュール |
---|---|---|
毎月10日 | 当月20日頃 | 当月22日から数日間 |
毎月20日 | 当月末日頃 | 当月2日から数日間 |
毎月末日 | 翌月10日頃 | 翌月12日から数日間 |
『請求確定通知』を設定している方は、支払いが確定すると、上記の配信スケジュールの期間にメールで請求額が確定したお知らせが届きます。
『請求確定通知』を受け取っていない方は、『My SoftBank』にログインして請求額を確認しましょう。
このように、請求額をあらかじめ確認してから口座残高を確認したり、クレジットカードの利用可能枠に余裕があるかをチェックしておけば、ソフトバンクの利用料金を滞納することはありません。
しかし、うっかりソフトバンクの利用料金の引き落としを忘れてしまったり、クレジットカードの利用可能枠に余裕がなかった場合は滞納となってしまいます。
「滞納したらどうすればいいの!?」
このように焦るかもしれませんが、次の章からソフトバンクの利用料金を滞納した場合の対処法をご紹介するので、手順に沿ってできるだけ早く滞納した利用料金を支払いましょう。
ソフトバンクの利用料金を滞納した場合の対処法

例えばですが、クレジットカードの引き落としができなかったり、他社の携帯電話料金の引き落としができない場合、再引き落としを行ってくれるものがあります。
しかし、ソフトバンクの引き落としができなかった場合は再引き落としが行われません。
ではどのように滞納した利用料金を支払うのかというと、下記の5つの方法の中からあなたが行いやすい方法で支払いをします。
- 『My SoftBank』を使ってクレジットカードで支払う
- 『My SoftBank』を使ってコンビニで支払う
- ソフトバンクショップで支払う
- 指定口座へ入金する
- 滞納請求書で支払う
早速、支払いの手順を解説していきますね。
『My SoftBank』を使ってクレジットカードで支払う

『My SoftBank』を使えば、現在持っているクレジットカードで滞納した利用料金を支払うことができます。
まずは、支払いができる期間かどうか、受付時間内であるかどうかの事前チェックをしましょう。
事前確認事項 | 内容 |
---|---|
支払いできる期間 | 過去2か月 |
受付時間 | 8時から22時まで |
オンライン決済システム利用料 | 1回につき330円(税込) |
上記の条件を満たし、オンライン決済システム利用料の支払いがOKであれば、クレジットカードで支払えます。
支払い手順は下記の通りです。
- 『My SoftBank』にログインする
- オンライン料金案内ページで『請求対象月』⇒『支払い状況を確認する』を押す
※未払いがあれば画面にポップアップが表示される - 支払い状況を確認し、『お支払い手続きへ進む』を押す
- 『支払い方法』の『クレジットカード』を押す
- 支払い金額をチェックする
- クレジットカード情報を入力して次に進む
- 内容を確認して『同意する』にチェックを入れて『支払う』を押す
- 本人認証を行う(3Dセキュア)
- 支払い完了
コンビニやソフトバンクショップではクレジットカード払いができないので、カード払いを希望する方はこの方法で支払いを行いましょう。
ただし、支払いできる期間を過ぎてしまうとクレジット決済ができなくなるので、その場合は下記の方法で支払います。
- コンビニエンスストアで支払う
- ソフトバンクショップで支払う
- 指定口座に入金
- 滞納請求書(振込用紙)で支払う
では今度は、『My SoftBank』を使ってコンビニで支払う方法を解説しますね。
『My SoftBank』を使ってコンビニで支払う

『My SoftBank』を利用してコンビニ払いをしたい場合や、クレジットカードでの支払期限が過ぎてしまった場合は、下記の手順で操作を行います。
- 『My SoftBank』にログインする
- コンビニで支払うをするための手続きを行う
- 『157』からSMSでURLとパスワードが届く
- URLにアクセスして画面の指示に従って進む
- バーコードが出たら、コンビニのレジで提示して支払いを完了させる
利用できるコンビニは、下記の通りです。
- セブンイレブン
- ローソン
- ミニストップ
- セイコーマート
「利用できるコンビニが少ないな…」と感じてしまいますが、順次追加予定なので、あなたがいつも利用しているコンビニも追加されるかもしれませんね。
なお、コンビニ払いの場合はクレジットカードを使って支払いができないので、必ず現金を準備して支払いに行きましょう。
ソフトバンクショップで支払う

街のソフトバンクショップでも、滞納した利用料金を支払うことが可能です。
ただし、本人が確認書類が必要になる場合があるので、下記の表にまとめましょう。
契約者本人が受付する場合 | ||
---|---|---|
支払い対象月の請求書 | 請求金額 | 受付内容 |
あり | – | 本人確認書類不要 |
なし | わかる | 以下内容全てが確認できれば本人確認書類不要 ・携帯電話番号または請求先番号 ・契約者氏名 ・契約者生年月日 |
なし | わからない | 本人確認書類必要 ※本人確認書類がない場合は以下の内容全てを確認できれば受付可能 ・契約者の携帯電話番号 ・契約者氏名 ・住所(契約住所または請求先住所) ・生年月日 ・請求先名義人名 |
代理人が受付する場合 | ||
---|---|---|
支払い対象月の請求書 | 請求金額 | 受付内容 |
あり | – | 代理人の本人確認書類不要 |
なし | わかる | 以下内容全てが確認できれば代理人本人確認書類不要 ・携帯電話番号または請求先番号 ・契約者氏名 ・契約者生年月日 |
なし | わからない | 委任状+代理人の本人確認書類必要 ※委任状がない場合は契約者に電話で同意を得る ※委任状なし・同意なしの場合は以下の確認ができれば受付可能 ・代理人であることの確認(顧客申告) ・携帯電話番号(または請求先番号) ・契約者氏名 ・契約住所または請求先住所 ・契約者の生年月日 |
本人確認書類が必要な場合があったり、代理人が支払いをする場合は委任状が必要になることがあるといった面倒な部分はありますが、お店の人が支払いの手続きをしてくれますし、わからないことはその場で尋ねることができるのが利点です。
ただし、ソフトバンクショップで支払いをする際には、下記の事項に注意してください。
- 支払い方法は現金のみ
- 支払い受付時間は9時から21時まで(ショップにより違いあり)
- 支払手数料(220円)がかかる(契約内容によっては無料)
支払い受付時間はお店によって違うことがあるので、行きたいソフトバンクショップに電話で確認してから行くといいでしょう。
ソフトバンクの指定口座へ入金する

ソフトバンクが指定する口座に入金して支払うこともできます。
指定口座に入金する場合は、『請求先番号』と『支払い名義人(カナ)』が必要です。
まず、下記の方法で請求先番号を確認しましょう。
- 『My SoftBank』にログインする
- 『料金・支払い管理』の『支払い方法を確認する』で確認する
- 『チャットサポート』
- オペレーター対応可能時間:9時から20時まで
※年中無休
請求先番号がわかったら早速指定口座に入金します。
入金する前に『振込人名』を入れますが、このときに請求先番号と支払い名義人の氏名が必要になります。
例えば、白戸太郎さんの請求先番号が『9012345678』だったら、振込人名を下記のように記載します。
振込人名 | 9012345678シラトタロウ |
---|
振込を行う方が契約者本人でない場合は、請求先名義人(契約者)の名前を記載します。
請求先番号がなかったり、振込人名が間違っていると、不明入金扱いになったり別のお客の利用料金の支払い扱いになってしまうかもしれないので、充分注意してくださいね。
ソフトバンクの指定口座は、下記の通りです。
銀行名 | 三井住友銀行 |
---|---|
支店名 | 本店営業部 |
種別 | 普通預金 |
口座番号 | 4740201 |
名義 | ソフトバンク(株) |
振込の際に注意しておきたいのが、振込手数料がかかることと支払いが当日扱いになるかどうかです。
当日扱いになる締め切り時間は、金融機関によって違い、締め切り時間が過ぎてしまうと翌営業日の支払い扱いになってしまいます。
確実に当日扱いにしたいなら、午前中のうちに振込入金をしたほうがいいでしょう。
ソフトバンクから届く滞納請求書(振込用紙)で支払う

ソフトバンクの利用料金を滞納すると、SMSで支払いに関するお知らせが届き、引き落とし日から1週間から10日前後に『滞納請求書』というハガキが届きます。
滞納請求書(振込用紙)が届いたら、請求額と支払期限日を確認して、期限内に支払いを完了させましょう。
なお、滞納請求書は郵便局では支払いができません。コンビニか郵便局以外の金融機関で支払ってくださいね。
また、振込にかかる手数料はソフトバンク会員が支払うので、この点も了承しておきましょう。
ソフトバンクの利用料金を滞納したら、お伝えした対処法の中からあなたが支払いやすい方法で請求額を支払いましょう。
といっても、滞納した金額によってはまとめて支払うのが難しいこともありますよね。
「支払う意思はある!でもまとまったお金がない…」
このように、早く滞納した利用料金を支払いたいと思っていても、なかなか一括で支払うのが難しいという方は意外と多いのです。
だからといって、このまま滞納しておくわけにもいきませんよね。
そんなときは、一時しのぎとしてカードローンを利用するのもひとつの手です。
カードローンは消費者金融や金融機関が取り扱っていますが、中でもおすすめなのが、即日融資可能なプロミスですので、早速ご説明しましょう。
プロミスを利用して滞納した利用料金を支払おう

プロミスのカードローンを利用してソフトバンクの利用料金を支払えば、今まで通りソフトバンクの回線を使うことができますし、滞納問題も解決しますね。
「でも、お金を借りるのは抵抗がある」
「利息がかかるから、返済金額が大きくなりそう…」
このように、カードローンに対して不安を感じている方も多いことでしょう。
確かに、カードローンを取り扱っている会社によっては金利が高い場合もありますし、返済が大変な気がして抵抗を感じるかもしれません。
しかし、プロミスなら初めて方なら30日間無利息で借入ができます。また下記のようなメリットもあります。
- 初めての借入なら30日間無利息!
- 24時間いつでも申し込みOK
- 審査は最短30分!
- 即日融資可能
- レディースキャッシングなら女性専用ダイヤルあり など
また、2回目以降の借入でも利息は利用した日数分を支払うだけですし、金融機関やコンビニのATMで返済もできるので、収入があった時にすぐ返済すれば支払う利息も少なくて済みます。
web明細とメールアドレスの登録が必要
滞納しそうな場合に、プロミスを利用して滞納を防ぐ方法もいいですね。
「そこまでして利用料金を支払わなくても、収入があった時に支払えばいいんじゃない?」
もしかしたら、このように感じてはいませんか?
確かに、わざわざプロミスで借入をしてまで支払う必要があるのか…という疑問があるかもしれません。
実はそこまでして支払う必要があるのです。ソフトバンクの利用料を滞納したままでいると、近いうちにソフトバンクの回線が止まってしまうからです。
そこで次の章では、ソフトバンクが利用停止になるタイミングと、復活までの流れを解説していきますね。
ソフトバンクの利用料金を滞納した時の利用停止日や復活はいつ?

ソフトバンクの利用料を滞納すると、回線やサービスが利用停止します。
利用停止になるタイミングは、滞納請求書(振込用紙)を使うなどの支払いがなかった場合の翌日以降です。
例えば、口座から引き落としを行っている方で毎月末日が締め日の場合、2021年4月の利用停止スケジュールは下記のようになります。
口座振替 (毎月末日が締め日の場合) | スケジュール |
---|---|
引き落とし日 | 2021年4月26日 |
滞納請求書の支払期日 | 2021年5月18日 |
利用停止日 | 2021年5月19日以降 順次利用停止 |
突然ソフトバンクが使えなくなると困りますよね。
では、どのようにして利用停止した回線を復活させるのかをご説明しましょう。
利用停止したソフトバンクの復活は料金支払い後数分から30分程度

利用停止したソフトバンクを復活させるためには、まず下記の方法で滞納した利用料金を支払う必要があります。
- 『My SoftBank』を使ってクレジットカードで支払う
- 『My SoftBank』を使ってコンビニで支払う
- ソフトバンクショップで支払う
- 指定口座へ入金する
- 滞納請求書で支払う
支払い受付時間は8時から22時までなので、この時間帯に支払いが完了すれば、数分から30分程度でソフトバンクの回線が復活します。
復活までの大まかな流れを、下記にまとめましょう。
- ソフトバンクの利用料金を滞納する
- 滞納請求書(振込用紙)が届く
- 滞納請求書の支払期日までに支払わない
- 支払期日翌日に利用停止する
- ソフトバンク指定の支払い方法で入金する
- 入金確認後、早ければ数分で復活する
受付時間外に支払った場合は、翌日8時の入金扱いとなるため8時以降に復活します。
もし利用停止が解除されてもメールやインターネットが使えない場合は、一旦電源を切ってから起動してください。
それでも回線が復活しない場合は、下記の番号に電話をしましょう。
- ソフトバンク携帯電話:157(無料)
- 一般電話:0800-919-0157(無料)
- 受付時間:午前9時から午後8時まで
※年中無休
「でも、回線が復活しなければ、【157】の番号は使えないんじゃない?」
このように疑問に感じた方もいるかもしれませんが、利用停止するのは回線なので、Wi-Fiが繋がる場所であれば【157】を押せばカスタマーセンターに繋がり、SMSを受け取ったりSMS記載のURLに接続できます。
ソフトバンクが利用復活したら、二度と利用料金を滞納しないように気を付けましょう。
というのも、滞納を何度も繰り返していたり滞納した利用料金を支払わないままだと、今度は利用停止どころか強制解約になって今うからです。
では、どのような流れで強制解約になるのかを解説しますね。
ソフトバンクが利用停止から強制解約に至るまでの流れ

滞納しているソフトバンクの利用料金を支払わずに利用停止したにもかかわらず、4か月間支払いが滞っていると、強制解約になります。
強制解約までの流れは、下記の通りです。
- 引き落とし日にソフトバンクの利用料金を滞納する
- 滞納請求書(振込用紙)が届いても支払わない
- 滞納請求書の支払期日翌日から順次利用停止する
- 4か月間支払いがなければ強制解約
例えば、2021年4月26日の引き落とし日に口座振替ができなかったとして、強制解約までのスケジュールを表にまとめましょう。
口座振替 (毎月末日が締め日の場合) | スケジュール |
---|---|
引き落とし日 | 2021年4月26日 |
滞納請求書の支払期日 | 2021年5月18日 |
利用停止日 | 2021年5月19日以降 順次利用停止 |
強制解約 | 2021年8月頃 |
一度強制解約になってしまうと、回線の復活をさせることはできません。
長いことソフトバンクを利用すれば受け取ることができる長期利用特典も、強制解約の時点で無くなってしまいます。
「でも、強制解約になっても、もう一度ソフトバンクに加入すればいいのでは?」
滞納したことで利用停止になり、更に強制解約になってもこのように考える方もいます。
しかし、そうは問屋が卸しません。ソフトバンクの利用料金を滞納して強制解約になると、この先大きなリスクがあなたを待っているのです。
そこで今度は、滞納・強制解約後のリスクについて解説しましょう。
ソフトバンクの利用料金を滞納した場合のリスクや強制解約後に待っているもの

ソフトバンクの利用料金を滞納すると、いずれ強制解約になるだけでなく、下記のようなリスクを背負うことになってしまいます。
- 遅延損害金が発生する
- 滞納・強制解約にかかる費用も支払う必要がある
- 利用料金・本体分割払いを全額返済する
- 他の携帯電話会社の契約審査・分割審査に通過できない可能性がある
- 個人信用情報機関に滞納・強制解約の事実が登録される
- 裁判になる
リスクの中には、あなたの今後の生活を大きく変化させてしまう内容もあるのです。
この先もソフトバンクを長く使っていくためにも、せひご一読くださいね。
支払うのは利用料金だけじゃない!?損害遅延金が発生する

利用料金を滞納したら、滞納した金額だけ支払えばいいように感じるかもしれません。
しかし、ソフトバンクの『個別信用購入あっせん契約 第7条(損害遅延金)』にも記載がありますが、利用料金を滞納したことでソフトバンクが被る損害金も支払わなくてはいけないのです。
ソフトバンクの損害遅延金は、下記の年率と滞納した日数で計算します。
損害遅延金 | 年率 |
---|---|
基本料金や通話料金などの利用料金 | 14.50% |
一部の電話利用料金 | 14.60% |
機種代金などの割賦金 | 3.00% |
では、損害遅延金がどのくらいかかるのか例を挙げて解説しましょう。
ソフトバンクの利用料金 2万円を2か月間滞納した場合
例えば、ソフトバンクの利用料金 2万円を、2か月(60日)間滞納したとしましょう。
ソフトバンクでは、損害遅延金を下記に計算式に当てはめて計算します。
- 『対象債権の残債』×『対象債権の利率』×『利息発生日数』÷『365日』
基本料金や通話料金などの利用料金を滞納すると、損害遅延金は下記のようになります。
詳細 | |
---|---|
1か月滞納した金額 | 20,000円 |
滞納した日数 | 60日 |
遅延損害金年率 | 年率14.5% |
計算式 | 20,000円×14.5%×60日÷365日 ※うるう年は366日で計算 |
遅延損害金 | 476円 |
滞納した金額+遅延損害金 | 20,476円 |
2か月の滞納で476円の損害遅延金となります。
476円という数字だけ見てみると、大した金額ではないような気がするかもしれません。
しかし、家族がみんなソフトバンクを使っていたり、滞納した日数が長ければ、当然損害遅延金の額も上がりますよね。損害遅延金も積もれば、山となる!
ただし、支払期日翌日から15日目までに入金が済めば、遅延損害金は免除されます。
15日目までに支払いが行われなければ、免除期間も含めて損害遅延金を計算します。
ソフトバンクの利用料金を滞納したら、できるだけ早めに支払うようにしましょう。
なお、損害遅延金を計算する際には端数がでることがあり、その端数を繰り上げるか切り捨てるかはソフトバンク次第なので、こちらで計算した遅延損害金は、あくまで目安として考えてくださいね。
滞納・強制解約にかかった費用も支払う必要がある

ソフトバンクの利用料金を滞納すると、余分に支払わなくてはいけないのは損害遅延金だけではありません。
滞納・強制解約になったことでかかった下記の費用も、ソフトバンク会員であるあなたが支払うのです。
- 振込手数料
- 送金手数料
- 書面送付費用
- 訪問集金にかかる費用
- 催告に要した費用
- 公租公課相当額または増額分
滞納した利用料金に損害遅延金やその他費用まで支払うとなると、今後支払いができるかどうか心配になりますよね。
まだ、滞納した利用料金が少ないうちは支払い切れるかもしれませんが、支払えそうにない場合は、カードローンのプロミスの利用も検討するといいでしょう。
ソフトバンクの利用料金滞納分・本体分割払いを全額返済する

利用料金を滞納して強制解約になると、下記の料金をまとめて返済することになります。
- 未払いの利用料金
- 損害遅延金・費用
- スマートフォン・携帯電話本体の分割残債務
ソフトバンクでスマートフォンや携帯電話の本体を購入するとき、一括払いで清算したのであれば、まとめて返済するのは利用料金や損害遅延金・費用だけです。
しかし、スマートフォン・携帯電話の本体の代金を分割払いにした場合、残りの債務も一括で返済しなければいけないのです。
特にスマートフォンは高額商品なので、一括返済を求められても困ってしまう方が多いのではないでしょうか。
「こんなことになるなら、最初からちゃんと支払っておけば…」
このように後悔することのないよう、毎月発生する利用料金や分割された本体の代金をしっかり支払うようにしましょう。
どうしても支払いに困るようなら、ソフトバンクカスタマーサポートに支払い相談をしてください。
- ソフトバンク携帯電話:157(無料)
- 一般電話:0800-919-0157(無料)
- 受付時間:午前9時から午後8時まで
※年中無休
ソフトバンクでは、チャットで質問ができるサービスもあるので、下記のチャットサポートにアクセスして支払い相談を行うのもいいでしょう。
- オペレーター対応可能時間:9時から20時まで
※年中無休
オペレーターの待ち時間は大抵10分程度ですが、筆者が(初めて)利用してみたところ10分待たなくてもオペレーターに繋がりました。
質問がいくつもありましたし複雑な内容の質問もありましたが、とても丁寧に答えてくれました。
支払い相談をしても資金繰りが難しいようなら、カードローンのプロミスも考慮するといいでしょう。
他の携帯電話会社との契約審査・分割審査に通過できない可能性がある

携帯電話会社と契約を結ぶには、下記のような審査を行います。
- 契約審査
- 分割審査(スマートフォン・携帯電話本体を分割で購入した場合のみ)
もちろん、ソフトバンクで回線の契約をしたり、スマートフォンなどの本体を分割購入するときにも審査を行ったはずです。
ソフトバンクの利用料金を滞納して強制解約になると、ソフトバンク以外の携帯電話会社の審査に通過できず、契約を結ぶことができないかもしれません。
なぜ審査に通過できないのか疑問ですよね。
そこで、契約審査・分割審査とはどういうものか、審査に通過できない理由はなにかをご説明しましょう。
契約審査は契約できる相手かどうかを審査する
契約審査は、携帯電話会社と契約を結ぶのに適した人物であるかを審査するものです。
契約審査は『一般社団法人 電気通信事業者協会(TCA)』から情報を入手して、その内容を見て判断します。

TCAが行っている事業内容は、下記の通りです。
- 情報通信産業全体の動向調査
- 情報通信サービス利用状況
- TCA会員事業者の状況
- 安心・安全スマートフォン利用のための協議・宣伝
- 不払者情報の交換 など
TCAは、通信サービス全体の利用状況などを調査するだけでなく、携帯電話の利用料金を滞納した人の情報(不払者情報)も管理しています。
つまり、ソフトバンクで滞納・強制解約になると情報がTCAに報告され、TCAがその情報を登録するため、他の携帯電話会社が情報の開示を求めたときにソフトバンクで滞納・強制解約になったことがわかってしまうのです。
- ソフトバンクで滞納・強制解約
↓ - ソフトバンクがTCAに報告
↓ - TCAで滞納・強制解約の情報を登録
↓ - ソフトバンク以外の携帯電話会社に申し込みをする
↓ - 携帯電話会社がTCAに加盟している場合、TCAに情報の開示を依頼
↓ - TCAが情報を開示
↓ - 他の携帯電話会社にソフトバンクで滞納・強制解約になったことがわかる
↓ - 契約できない!
利用料金を滞納した上に強制解約になった人と、契約を結びたいという携帯電話会社はありません。
TCAに加盟している携帯電話会社と契約を結ぶのは、難しいといえるでしょう。
「TCAに加盟していない携帯電話会社なら大丈夫?」
このように思う方もいるかもしれませんね。
確かに、現時点でTCAに加盟していなければ契約審査に通過するかもしれません。
しかし、この先その携帯電話会社がTCAに加盟しないとも限らないので、はやり契約審査に通過するのは難しいと考えておきましょう。
分割審査はスマートフォン・携帯電話本体を分割払いにするときに行う審査
分割審査は、スマートフォンや携帯電話の本体の代金を分割払いにする際に行う審査です。
本体料金を一括払いした場合は、分割審査は行われません。
ソフトバンクは『日本信用情報機構(JICC)』と『CIC』という個人信用情報機関に加盟しているので、ソフトバンクで本体を分割購入すると、2つの個人信用情報機関にあなたの情報を開示してもらい、その内容で審査します。
逆に、ソフトバンクで購入した本体の代金を滞納すると、ソフトバンクから2つの個人信用情報機関に滞納した事実を報告し、個人信用情報機関が滞納情報を登録します。
その後、他の携帯電話会社でスマートフォン・携帯電話の本体代金を分割払いで購入しようとしても、個人信用情報機関に滞納した事実が載っているので、分割審査に通過しない可能性がでてくるのです。
ソフトバンクが強制解約になったのに、他社で新しく契約できないのは困りますよね。
更に、個人信用情報機関に滞納・強制解約になったことが載ると、クレジットカードの申し込みやローンを組むときにも大きな影響が出てしまいます。
そこで、個人信用情報機関についてもう少し掘り下げながら、カード入会審査やローン審査にどのような影響が出るのかを解説しましょう。
個人信用情報機関に滞納・強制解約の事実が載るとカード入会審査やローン審査に通過しにくくなる

個人信用情報機関は、クレジットカードの利用や借入に関する個人の信用情報を管理している機関です。
ほとんどのクレジットカード会社や金融機関・一部の携帯電話会社が、下記の3つの個人信用情報機関のいずれかに加盟しています。
各社が管理している個人情報・信用情報は、主に下記のような内容です。
- クレジットカード・各種ローンの申し込みで入手する個人情報の管理
⇒氏名・電話番号・勤務先・年収・住居の状況・家族構成など - スマートフォン・携帯電話本体の分割払いの記録
- 利用状況・返済状況・申し込み等の記録
- 滞納・遅延・延滞・強制解約・自己破産などの金融事故情報
ソフトバンクで滞納・強制解約になると、あなたの信用情報に金融事故の情報が追加されます。
このことを、一般的に「信用情報にキズが付く」といいます。
クレジットカード会社にカードの申し込みがあったり、金融機関にローンの申し込みがあると、各社は個人信用情報機関に情報の開示を求めるので、信用情報にキズが付いていればカードの入会審査やローン審査に通過できないかもしれません。
…と、このように文章で書いてあっても、ピンときませんよね。
そこで、どのような流れで信用情報にキズが付き、どのようにしてその情報が利用されるのか、その流れをまとめましょう。
滞納・強制解約でキズが付いた信用情報をカード会社や金融機関が知るまでの流れ
個人信用情報はどのようにして利用されるのかを、ソフトバンクの利用料金を滞納・強制解約になった状態を例にして、その流れを下記にまとめましょう。
- ソフトバンクの利用料金を滞納・強制解約
↓ - ソフトバンクが滞納・強制解約の事実を個人信用情報機関に報告
↓ - 個人信用情報機関で滞納・強制解約の情報を登録
↓ - クレジットカードの新規入会・ローンの申し込みをする
↓ - カード会社や金融機関が個人信用情報機関に情報開示を依頼する
↓ - 信用情報にキズ(滞納・強制解約)が付いていることがわかる
↓ - クレジットカードの入会審査・ローン審査に通過できない
個人信用情報機関に登録してあるあなたの情報が良好なら、カード入会審査やローン審査に通過する可能性はあります。
しかし、上記の流れのように、ソフトバンクの利用料金を滞納して強制解約になった事実が個人信用情報機関に登録されると、カード入会審査もローン審査も通過できない確率が高くなってしまうのです。
ソフトバンク以外の携帯電話会社と契約できないだけでなく、クレジットカードの申し込みも通らず、ローンも組めないようでは、この先どうしていいかわからなくなってしまいそうですよね。
「キズの付いた信用情報って、一生残るの?」
今あなたは、このように不安を感じているかもしれません。
しかし、信用情報には保有期間が設けられているので、どのくらいの間信用情報が残るのかを解説しましょう。
分割払いを滞納した場合の個人信用情報の保有期間は約5年間
個人信用情報機関に登録されている情報には保有できる期限があり、金融事故の中でも滞納した情報の保有期間は下記の通りです。
個人信用情報機関名 | 滞納情報の保有期間 |
---|---|
JICC | 当該事実の発生日から5年を超えない期間 |
CIC | 契約期間中および契約終了後5年以内 |
全国銀行個人信用情報センター | 契約期間中および契約終了日 完済していない場合は完済日から5年を超えない期間 |
どの機関も滞納の情報を保有している期間は5年間となっているので、5年が経過すれば滞納情報は抹消され、各種審査に通過する可能性も高くなります。
といっても、早く新しいスマートフォン・携帯電話を持ちたい方や、クレジットカードの申し込みをしたい方、これからローンを組もうと計画中だった方にとって、5年の期間はあまりにも長すぎますよね。
一度ソフトバンクの利用料金を滞納したら、すぐに支払いを済ませて、二度と滞納しないように気を付けましょう。
さて、ここまできてもまだ「大丈夫!」なんて思ってはいませんか?滞納した利用料金を支払わずに放っておくと、最終的には裁判になってしまいます。
そこで最後の項目では、裁判になった場合について解説しますね。
最悪のケース!裁判になることもある

ソフトバンクの利用料金を滞納して強制解約になったら、滞納した料金をもう支払わなくてもいい…なんてことはありません。
それなのに、いつまでも支払いを怠っていると、下記の流れで裁判になります。
- ソフトバンクの利用料金を滞納する
- 滞納請求書の支払期限が切れる
- ソフトバンクの回線・サービスが利用停止する
- 4か月滞納すると強制解約になる
- それでも支払わない場合、裁判所から支払督促が届く
- 異議申し立てがなければ、資産・財産が差し押さえられる(強制執行)
- 差し押さえられた財産より、ソフトバンクに未払い利用料金・残債務全額が支払われる
裁判で差し押さえられる資産・財産には、下記のようなものがあります。
- 給料
- 債券
- 貯金
- 家・土地などの不動産
- 車 など
最も差し押さえなりやすいのは給料で、給料が差し押さえになれば、家族だけでなく勤め先にも滞納して裁判になったことが知られてしまいます。
こんな最悪な事態は、絶対に避けたいところですよね。
ソフトバンクの利用料金を滞納した時点で、「支払いが難しい!」と思ったなら、早めにソフトバンクカスタマーサポートに支払い相談をしましょう。
- ソフトバンク携帯電話:157(無料)
- 一般電話:0800-919-0157(無料)
- 受付時間:午前9時から午後8時まで
※年中無休
チャットサポートで相談するのも、もちろんOKです。
- オペレーター対応可能時間:9時から20時まで
※年中無休
支払い相談というと、ちょっと抵抗がある方もいるかもしれません。
しかし、強制解約になったり裁判になるよりは、支払い相談をしたほうが早く安心できます。
ソフトバンクのオペレーターは親切・丁寧ですし、支払い相談にも慣れていますから、安心して相談をしてくださいね。
ソフトバンクの利用料は滞納前に対処して強制解約を防ごう!
ソフトバンクの利用料金を滞納してしまったら、そのまま放っておいてはいけません。
ソフトバンクの回線が利用停止したり、果ては強制解約になるからです。
そこでもう一度、滞納したソフトバンクの利用料金の支払い方法をおさらいしましょう。
- 『My SoftBank』を使ってクレジットカードで支払う
- 『My SoftBank』を使ってコンビニで支払う
- ソフトバンクショップで支払う
- 指定口座へ入金する
- 滞納請求書で支払う
もしソフトバンクが利用停止しても、早めに上記の方法で支払いをすれば、支払い後数分から30分程度で回線を復活させることができます。
「早く支払いたいけど資金繰りが難しい」という方は、カードローンのプロミスで一旦借入をして、利用料金を支払うのもひとつの手です。
また、滞納しそうな場合にプロミスを利用して滞納を防ぐ方法もいいですね。
利用停止してもなお支払いを行わないと、強制解約になったり、滞納した利用料金・分割で購入した端末本体の残債務の全額返済を求められるなど、大きなリスクを背負うことになってしまいます。
どうしても支払いができないときは、ソフトバンクカスタマーサポートに相談するといいでしょう。
これから先、ソフトバンクを長く使っていくためにも、利用料金は滞納せずにしっかり支払っていきたいですね。